こんにちは。DVTVキュレーターの7044です。
9月に入ってもまだまだ夏を感じる今日この頃。
暑い暑い今年の夏ですが、そんな夏真っ盛りの8月11日(月)に名古屋城の隣にある
名古屋能楽堂で熱気ムンムンのイベントが開催されました。
その名も「匠-TAKUMI-2014」。
今回の記事はそんな匠を発案したガモウ名古屋支店営業主任の保谷尚俊さんの目線でご紹介するイベント後記です。
■まずはじめに「匠」ってどんなイベントなのでしょう?
美容業界ではすごくたくさんのコンテストがあって、東海エリアでも入賞を目指して努力している人がたくさんいて、
年々全国規模のコンテストでも入賞する人が増えてきて。
でも「その後は?」って疑問にぶつかったんです。
せっかく入賞したのにそれで終わりってもったいないし、後に続かないなって。
だったら様々なコンテストに入賞した美容師を集めて一つのイベントを作り上げる。
そして東海エリアから全国に名を轟かす様な美容師を発信したい!そんな想いで思いついたのが「匠」です。
■それにしても別々のサロンが入り交じっての「チーム戦」って考え方、かなり新しいですよね?
今回は18サロンという一つのイベントにしてはかなりのサロン数が参加する事になり、しかもサロン毎にヘアショーを魅せるのではなく、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県の東海エリアの各県を代表してこの日だけのサロン合同チームによるヘアショーバトルというカタチになりました。
単純にすごい人たちが集まったらもっとすごくなるだろう!!
という野球やサッカーのオールスターチームみたいな発想もあったのですが、結果的にすごく見応えがあるショーになりました。
■改めてチームの詳細を教えて下さい。
愛知県は参加サロンが多いので3チームに分けました。
・愛知県Aチーム(東京で修行をした後、愛知県にお帰りなさいチーム)
KOCHAB/山田マコトさん
ViseeLine/杉浦成規さん
SARA so-ju/田村奈津子さん
・愛知県Bチーム(愛知県で勢いのある唯一女性だけで構成されたチーム)
WINNER/佐々木美恵さん
T’s HAIR/ウエスミクミさん
GO hair/栗田AIさん
・愛知県Cチーム(愛知県で頭角を現し始めた若手スタイリストで構成されたチーム)
HAIR ICI/丹羽健太さん
origami02face/後藤大輝さん
ASCH/片岡あかねさん
・岐阜県チーム
BLANCO G-west/中野祐基さん
colors labo/椿倉章吾さん
RINK/鈴木智恵さん
・三重県チーム
D.C.T./松木宏紀さん
PER-HAPS/大原光貴さん
own/西川智美さん
・静岡県チーム
NiL/野末眞児さん
Figueres/藤森宏隆さん
B-WORLD/長谷川佳代さん
■改めてすごい顔ぶれと人数ですね。それでは第1回戦から感想をお願いします!
第1回戦は愛知県Bチームvs岐阜県チームによる「ショートスタイル」バトル
女性だけの愛知県Bチームは海中庭園をイメージしたとてもかわいらしいステージでした。印象に残ったのは暗闇の中で輝く電飾の演出でしたね!
それに対して岐阜県は小細工無しでクラシックというジャンルの垣根を越えたクールなステージでした。
第2回戦は愛知県Aチームvs静岡県チームによる「ミディアムスタイル」バトル
山田マコトさん率いる実力派のチームはどんなステージになるかと思う人も多かったと思うのですが、すごく分かりやすく、ストレートなメッセージが会場に集まった美容師さん達に突き刺さったのではないでしょうか?このステージを楽しんでいる!って感じが伝わりました。
静岡県チームは前々から「カットで勝負する」という宣言があった通り、暗闇の会場に響き渡るシザーのカットリズムから始まり、ダークな中に色気を感じる様な、圧倒されるステージを魅せてくれました。
第3回戦は愛知県Cチームvs三重県チームによる「ロングスタイル」バトル
ICI丹羽健太さんをリーダーに、ASCH片岡あかね、そしてトレンドビジョンやフォトコンテストでも入賞が続きメキメキと頭角を現しているおり紙の後藤大輝さんに対し、 昨年のトレンドビジョンの活躍も記憶に新しいD.C.T.松木宏紀さんを筆頭に集められた三重県チームとの対決は、運命のいたずらか、両チームとも和のテイストから始まるステージにそれぞれの個性が凝縮された10分間。
どのチームもこの日の為に営業が終わった後に何回も打合せと練習を重ねて、 別々のサロンという垣根を飛び越え、綿密に構成されたステージだったという印象でした。 この日だけのチームっていうのがもったいない!!
■それで、結果は??決勝戦は??
ショートスタイルの勝者は岐阜県チーム
ミディアムスタイルの勝者は愛知県Aチーム
ロングスタイルの勝者は三重県チーム という結果でした。
決勝戦は各チームを代表してリーダーのみの対決となります。
そして決勝戦は、このステージで初めて出会うモデルに対して、 カウンセリングも含み、誰が一番女性を可愛くする事が出来たのかという戦いになります。
ちなみにこの決勝戦のモデルさんは僕が栄でハンティング活動をして捕まえた素人のモデルさんです。
■ものすごいガチンコ対決ですね!!
そうなんです。 作られたヘアショーを魅せるのではなく、様々なコンテストで入賞してきた美容師の リアルな技術を魅せたい、そうまさに
「匠の技」を魅せたい
っていうのがありました。
■そんなガチンコバトルの結末は??
岐阜県代表、BLANCO G-west/中野祐基さん
愛知県代表、KOCHAB/山田マコトさん
三重県代表、D.C.T./松木宏紀さん
の3名によるガチンコカットバトルの決勝戦。 見事、匠2014のグランプリに輝いたのは「三重県チーム」。
三重県を代表してステージに上がった松木宏紀さんとしてはもう少しカットで勝負したかったらしいですが、カウンセリングの結果モデルのカット要望が2cm以内だったので15分という制限時間内で瞬時にアレンジに切り替えての判断が審査員にとって一番モデルに変化があり、功を奏したカタチになりました。
■ホント、写真を見ているだけでも緊張感やガチンコ感が伝わってきます。 保谷さん的にどうでしたか?今回の匠は?
もちろん運営側としては反省点は多々ありますが、 新しいチャレンジに協力してくれて、さらに想像以上のステージを作り上げてくれた出演サロンさん達には本当に感謝とさすがです!の一言に尽きます。
この匠というステージを出発点として、全国に名を轟かせる様な美容師を東海エリアから生み出すまでどんどんイベントを進化させていきたいですし、
今回600名の観客が集まったのですが、その中から2年後の匠のステージに立つ人が表れるチャンスは誰にでもある訳で、コンテストの先にある匠のステージを目指してもらえる様に努力していきたいと思います。
改めて出演してもらった18名の美容師さん、協力していただいたサロンの皆様、モデルさん、 ゲストのDAISHI DANCEさん、MCのノリウエノさん、イベント運営に携わってくれた皆様、 ありがとうございました。
2014.8.11 mon.
匠-TAKUMI-2014